乾癬について
乾癬とは
乾癬は皮膚だけの病気ではありません
全身性の疾患です
乾癬は、免疫の異常によって皮膚の生まれ変わりが必要以上に早くなってしまうことで、赤みや盛り上がり、銀白色のかさぶたのような皮膚が剥がれ落ちるなどの症状が現れる病気です。
一見すると皮膚だけの病気に思われがちですが、実は体の内側で免疫のバランスが崩れることで起こる「全身性の疾患」です。皮膚の下で起きている炎症が、皮膚表面の赤みや盛り上がりとして現れている状態といえます。
人から人へ感染すると誤解されることの多い疾患ですが、人にうつる病気ではありません。
[参考資料]病気がみえるVol.14皮膚科. メディックメディア. p.143-145, 2020
皮膚の下で何が起きているの?
乾癬患者さんの皮膚の下では「炎症」が起き続けています。
その炎症に関わり、維持している重要な物質の一つが「IL-23」です。
IL-23が、炎症に関わる物質(IL-17などのサイトカイン)の働きを活発にすることで炎症を引き起こし、皮膚に症状が現れます。
そのため乾癬の治療では、皮膚の表面にだけでなく、炎症を起こしている原因にも目を向けることも大切になります。
IL(インターロイキン) : おもに免疫細胞が出す物質で、免疫細胞の働きや増殖を誘導する。
サイトカイン : 細胞が出す伝達物質で、他の細胞に働きかけて、体のさまざまな働きに影響を与える。
[参考資料]病気がみえるVol.14皮膚科. メディックメディア. p.145, 2020
小宮根真弓ほか: 困ったときに役立つSTEP UP乾癬診療. メディカルレビュー社. p.30-32, 2019

