監修:帝京大学医学部皮膚科学講座 主任教授 多田弥生 先生

治療目標

今の目標と症状を定期的に振り返り、
医師に相談しましょう

乾癬治療は日々進化しています。
症状がほとんどない状態を保ち、自分の望む生活を送ることができる可能性が広がっています。
治療を続けるうえで大切なのは、治療の「目標」と「なりたい自分」を明確にすることです。
乾癬治療の目標は、皮膚症状を改善し、生活の質(Quality of Life:QOL)を向上させ、その状態を維持することです※。
しかし、目標の先にある本当のゴールは、あなたが自分らしく、やりたいことを楽しめる毎日を送ることです。

「半袖の服を自由に着たい」、「大切な人と温泉に行きたい」。
そんなあなたの願いを、医師に伝えてください。
そして、今の症状を定期的に振り返り、医師に相談しましょう。
あなたの希望やライフスタイルに最適な治療法を見つけるための大切なヒントになります。
一緒に、前向きな明日へのステップを踏み出しましょう。

多田 弥生帝京大学医学部皮膚科学講座 主任教授

  • ※皮膚症状の改善・QOL向上の指標の一例:PASI 90、DLQI 0または1
PASI:
乾癬の皮疹の重症度を示す指標。0〜72点で評価し、点数が高いほど重症。PASI 90は、治療前からPASIスコアが90%以上改善した状態を指す。
DLQI:
皮膚症状が日常生活におよぶ影響を点数化したもの。30点満点で、0〜1が生活への影響はない、2〜5が小さな影響、6〜10が中程度の影響、11〜20が非常に大きな影響、21〜30が極端に大きな影響がある。

[参考資料]日本皮膚科学会乾癬分子標的薬安全性検討委員会: 日皮会誌. 132(10): 2271-2296, 2022
山本俊幸 編: 乾癬・掌蹠膿疱症. 中山書店. p.398-399, 419, 2020
小宮根真弓ほか: 困ったときに役立つSTEP UP乾癬診療. メディカルレビュー社. p.56-57, 2019

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